海外向けサイト制作の完全ガイド — 費用・多言語設計・制作会社の選び方(2026年版)

ルカム・ジョスラン

ルカム・ジョスラン

代表取締役、Utsubo株式会社

2026年6月4日·22分で読めます
海外向けサイト制作の完全ガイド — 費用・多言語設計・制作会社の選び方(2026年版)

Table of Contents

海外向けサイト制作を「発注する」段になって、多くの日本企業が最初につまずくのは、デザインや技術ではありません。「誰に・いくらで・どんな契約で頼むか」 という発注そのものの設計です。作り方を調べる前に、買い方で失敗する——これが見積もりの二重取りや、納品後の「英語が読めない英語サイト」を生む最大の原因です。

この記事は、米国・欧州市場に向けたWebサイトの制作を発注する 発注者(バイヤー)側の実務ガイド です。費用の内訳、発注先タイプ別の費用構造、RFP(提案依頼書)の書き方、相見積もりの比較、契約・支払い・知的財産、そして制作会社の見極め方を、比較表を中心にまとめました。「どう作るか」ではなく「どう発注し、どう選ぶか」に絞っています。

Who this is for: 米国・欧州市場への展開に向けて海外向けサイト制作の発注を検討している日本企業の経営者・事業開発・マーケティング責任者。「作り方」より「発注の進め方・費用・制作会社選び」の判断材料が欲しい方。

なお、本記事は「発注」に特化しています。サイトの 設計・技術・運用そのものの作り方(情報設計、デザイン、hreflang実装の中身、公開後の運用体制)については、姉妹記事の外国人に選ばれるWebサイトの作り方(設計・技術・運用)で詳しく解説しています。本記事と合わせてお読みください。


Key Takeaways

  • 海外向けサイト制作の費用は「ページ数」ではなく「発注先タイプ × スコープ」で決まる——同じ要件でも国内制作会社・フリーランス・海外エージェンシー・インハウスで費用構造が大きく異なる
  • 見積もりは金額だけで比較してはいけない——英語コピー検証・多言語保守・タイムゾーン対応が含まれるかで総額が2倍変わる
  • 海外向けのRFP(提案依頼書)には国内案件にない項目がある——hreflang・多言語CMS・海外表示速度の「受け入れ基準」を発注時に明文化する
  • 契約で最も揉めるのは翻訳・コピーの著作権帰属、検収条件、海外サーバー・ドメインの所有権——支払い条件と合わせて発注前に詰める
  • 「海外向けが作れます」と言う制作会社の多くは日本語話者だけで英語の最終品質を検証できない——これが最大のレッドフラグ
  • 標準的な発注プロセスは RFP → 相見積(3社)→ 評価 → 契約 → 着手で、発注者側の準備期間を含めると着手前に4〜8週間かかる

1. 海外向けサイト制作を「発注する」前に決めるべきこと

発注で失敗しないためには、RFPを書く前に、社内で4つの「発注パラメータ」を確定させておく必要があります。これらは見積金額と発注先の選択を直接左右します。

  • 目的: リード獲得(問い合わせ・商談)/ブランディング/EC のどれが主目的か。目的によって必要なスコープと適切な発注先が変わります。
  • 対象市場: 米国か、欧州か、その両方か。市場によって必要な言語、表示速度の基準(サーバー・CDNの配置)、デザインの文化的前提が変わります。
  • 英語の検証体制: 社内に英語の最終品質をチェックできる人がいるか。いない場合、それを誰が(制作会社か、第三者か)担保するかを発注条件に含める必要があります。
  • 既存サイトを使うか、新規で作るか: これはコストの大前提です。既存のCMS・基盤が多言語に耐えられるなら改修、古い独自システムなら新規。発注前に技術的な棚卸しをしておきます。

これらを曖昧にしたままRFPを出すと、各社の見積もりが揃わず、比較ができません。

海外バイヤーの「発注心理」や信頼シグナルの設計まで踏み込みたい製造業・専門サービス業の方は、外国人バイヤーを動かすBtoB企業サイト戦略を、そもそも海外展開の全体戦略から検討する段階の方は日本企業のための海外展開戦略を参照してください。発注の前提を固める前に、自社の海外デジタル成熟度を診断したい場合は海外進出のためのデジタル準備チェックリストが役立ちます。


2. 海外向けサイト制作の費用構造 — 何にお金がかかるのか

「海外向けサイトはいくらか」を考えるとき、予算帯(◯◯万円で何が作れるか)の前に、見積書のどの行に何が乗るかを理解しておくと、各社の見積もりを正しく読み解けます。海外向けの見積もりには、国内向けサイトにはない費用項目が含まれます。

日本国内のデータでは、多言語サイト制作の費用は通常の日本語サイトの 1.5〜3倍 が目安とされ、海外向け(多言語)サイトは業務範囲が広いため 200万円以上を見込むのが一般的です。その差額が「何に使われているか」が下表です。

コスト項目一時費用 / 月額内容発注時に確認すべき点
トランスクリエーション(英語コピー)一時翻訳ではなく、市場に合わせた書き起こし。人力翻訳でも英語は 1文字10〜30円が相場「翻訳」と「コピーライティング」のどちらが見積もりに含まれるか
ネイティブ品質検証一時 / 月額英語ネイティブによる最終チェック誰がレビューするか、回数・範囲は明記されているか
多言語CMS構築一時WPML(年79ドル前後)等の導入・設定、または多言語ヘッドレスCMSプラグイン方式か、設計に組み込むか。言語追加時の費用
海外CDN・インフラ一時 + 月額北米・欧州からの表示速度を担保する配信基盤月額の運用費は誰が負担するか
hreflang・多言語SEO設計一時言語版の関係をGoogleに正しく伝える技術設計「設定」だけか、「言語別キーワード設計」まで含むか
多言語保守月額公開後の翻訳更新・SEO監視・hreflang監視見積もりに含まれるか、それとも「別途」か

予算帯ごとに「設計・技術・運用として具体的に何が作れるか」の中身は外国人に選ばれるWebサイトの作り方に詳しくまとめています。本記事は「見積もりの中身と発注の進め方」に集中します。


3. 発注先タイプ別の比較 — 国内制作会社・フリーランス・海外エージェンシー・インハウス

海外向けサイト制作の発注先には、大きく4つのルートがあります。国内向けサイトと決定的に違うのは、「海外市場の視点を持っているか」「英語コピーの最終品質を自社で検証できるか」という軸です。ここが発注先選びの分かれ目になります。

発注先タイプ費用感海外市場の視点英語コピー検証力協業コスト(時差・言語)主なリスク
国内制作会社中〜高会社による(多くは日本市場前提)多くは外部委託低(日本語・日本時間)「海外向け」と謳っても英語品質を検証できない場合がある
フリーランス低〜中個人のバックグラウンド次第個人次第(要確認)低〜中多言語SEO・保守まで一人で担保しにくい
海外エージェンシー直発注高いネイティブ水準高(時差・英語・契約慣習)日本側の意図伝達・契約・支払い(通貨)が複雑
インハウス(内製)採用・人件費チーム次第採用した人材次第なし多言語人材の採用・維持コストが高い

国内のWeb制作体制(社内・制作会社・フリーランス)の一般的な選び方は社内開発・制作会社・フリーランスの選び方で詳しく解説しています。ここでは 海外向けで何が変わるか に限定しています。実務上は、「海外市場の視点」と「英語検証力」を両立できる発注先——たとえば外国人メンバーが在籍する国内スタジオ——が、協業コストとネイティブ品質のバランスで現実解になることが多くあります。


4. 費用帯 × スコープの早見表(発注予算別に頼めること)

発注予算が決まっている場合の早見表です。前章が「見積もりの内訳」だったのに対し、ここは「この予算で 発注 すると現実的に何が返ってくるか」を、推奨される発注先タイプと相見積もりの目安社数とあわせて示します。金額は国内の多言語・海外向けサイト制作の相場(フルスコープで 500万〜2,000万円前後)を発注者視点で再整理したものです。

予算帯現実的に発注できる範囲含まれないことが多い見積項目推奨される発注先タイプ想定相見積社数
200万円〜コアページ(トップ・サービス・問い合わせ)の英語版。既存デザインの流用が前提トランスクリエーション、多言語保守、海外CDNフリーランス/小規模制作会社2〜3社
600万円〜サイト全体の多言語化、言語別レイアウト最適化、hreflang設計継続的な多言語SEO運用、3言語目以降国内制作会社(海外実績あり)3社
1,200万円〜ゼロからのデザイン + 多言語CMS + 海外向けSEO設計大規模なコンテンツ制作の継続運用制作会社 or 海外エージェンシー3〜4社
2,000万円+グローバルブランドサイト、コンテンツ戦略、複数言語の継続運用(フルスコープ。範囲を契約で明確化)エージェンシー(国内/海外)+ 専任体制3社(実績で絞る)

各予算帯で「設計・技術・運用の中身として具体的に何が作られるか」の詳細スコープは、外国人に選ばれるWebサイトの作り方の予算帯別ガイドに譲ります。本表はあくまで 発注予算から逆算した、現実的な発注範囲と発注先の目安 です。


5. 海外向けサイト制作のRFP(提案依頼書)の作り方

相見積もりを正しく比較するには、各社が同じ前提で見積もれるRFP(提案依頼書)が必要です。海外向け案件のRFPには、国内案件のRFPにはない「受け入れ基準(何をもって完成とするか)」を発注者側が明記しておく項目があります。これらを書かずに発注すると、納品後に「これは要件に入っていない」という追加費用や品質トラブルが発生します。

国内向けと同じ技術用語(hreflang、多言語CMS、表示速度)が並びますが、視点が逆です。姉妹記事ではこれらを「制作側がどう実装するか」として解説していますが、ここでは 「発注者が何を要求し、何をもって受け入れるか」 として定義します。

RFP項目発注者が明記すべき内容未記載時のリスク
対応言語と将来の追加初期の言語(例:日英)と、将来の追加予定(言語追加時の単価も)後から言語を足す際に高額な追加見積もりになる
hreflang・URL設計の責任範囲言語版の関係設定・URL構造を誰が設計するか「設定漏れ」で英語版が検索に出ない
多言語CMSの要件社内で誰がどう更新するか(プラグイン方式か設計組込か)納品後に「更新できないサイト」になる
海外表示速度の受け入れ基準例:北米・欧州からの表示を3秒以内「日本では速いが海外で遅い」サイトを検収してしまう
英語コピーの作成主体発注者・制作会社・第三者のどれが英語を書くか「翻訳は別途」で総額が大きく膨らむ
検収方法英語ネイティブのレビューを誰が行い、何を合格基準とするか日本語話者だけの検収で品質を担保できない
以下の条件で、海外向けサイト制作の発注に使うRFP(提案依頼書)のドラフトを作成してください。各制作会社が同じ前提で見積もれるよう、受け入れ基準を明確に含めてください。

前提条件:

  • 対象市場:[米国 / 欧州 / 両方]
  • 主目的:[リード獲得 / ブランディング / EC]
  • 初期の対応言語:[例:日本語 + 英語]、将来の追加予定:[記入]
  • 既存サイト:[活用する / 新規構築]、現行CMS:[記入]
  • 社内の英語検証体制:[あり / なし]
  • 想定予算帯:[記入]、希望公開時期:[記入]

含めてほしい受け入れ基準:

  1. hreflang・URL設計の責任範囲
  2. 多言語CMSの更新運用要件
  3. 海外(北米・欧州)からの表示速度基準
  4. 英語コピーの作成主体と検収方法(ネイティブレビューの有無)

6. 相見積もりの比較と「安い見積もり」の見抜き方

3社から見積もりを取っても、各社が含めている範囲が違えば、金額だけの比較は無意味です。海外向け案件では、特に以下の項目が「別途」または見積もり外になっていることが多く、ここに価格差のからくりがあります。安い見積もりは、たいていこのどれかが抜けています。

  • 翻訳・英語コピーが「別途」: 制作費は安いが、肝心の英語コンテンツが含まれていない。人力翻訳で英語は1文字10〜30円が別途乗る。
  • 多言語保守が見積もり外: 公開後の翻訳更新・hreflang監視・SEO監視が含まれず、運用段階で追加契約になる。
  • 海外サーバー・ドメイン費: 海外表示速度のためのCDN・インフラの月額が発注者負担で、見積もりに表れていない。
  • 追加言語の単価が不明: 2言語目までは含むが、3言語目以降の単価が明示されていない。

金額以外の比較軸を揃えるため、各社の見積もりを「総額/英語コピー込みか/多言語保守込みか/海外インフラ込みか/追加言語単価」の列で並べ直すと、本当の総額が見えてきます。Web制作会社選びの一般的な評価軸(ポートフォリオ評価・隠れたコスト相場など)はWeb制作会社の選び方(ポートフォリオ・レッドフラグ)を参照してください。本章は 海外向け特有の隠れコスト に絞っています。


7. 契約・支払い・知的財産 — 海外向け案件で揉めるポイント

発注で最もトラブルになりやすいのが、契約・支払い・知的財産の取り決めです。多くの「作り方」ガイドはここに触れませんが、発注者にとっては費用と同じくらい重要です。海外向け案件では、特に以下を発注前に契約で明確にしておきます。

  • 検収条件: 多言語サイトの「完成」をどう定義するか。英語ネイティブのレビュー合格を検収条件に含めるかを明記する。
  • 著作権の帰属: 翻訳・英語コピー・デザイン・コードの著作権が、納品後に発注者に帰属するか。トランスクリエーションした英語コピーの権利は特に見落とされやすい。
  • 資産の所有権と移管: 海外ドメイン、サーバー、CMSアカウント、CDN設定の所有権が誰にあるか。制作会社名義のままだと、後で乗り換えられない。
  • 支払い条件: 着手金・中間(マイルストーン)・検収後の支払い割合。一般的には着手金30〜50%、検収後に残額という構成が多い。
  • 海外エージェンシーに発注する場合: 支払い通貨(円かドルか)、為替変動の負担、契約の準拠法(どの国の法律に従うか)を明確にする。
  • 保守契約の範囲と解約: 月額保守に何が含まれるか、解約時にデータ・アカウントがどう返却されるか。

これらは「言いにくいから後回し」にされがちですが、後回しにするほど揉めます。RFPまたは契約書のドラフト段階で必ず詰めてください。


8. 制作会社の見極め — 海外向けで本当に問うべきこと

「海外向けサイトが作れます」という制作会社は数多くあります。問題は、その多くが 日本語話者だけのチームで、英語の最終品質を自社で検証できない ことです。国内案件なら問題にならないこの一点が、海外向けでは成否を分けます。一般的な制作会社選び(ポートフォリオ評価・レッドフラグ)はWeb制作会社の選び方に譲り、ここでは 海外向けで決定的に効く軸 だけに絞ります。

発注前に、最低限こう問いてください。

  • 海外市場向けの実績を見せられるか: 日本語サイトの実績ではなく、実際に海外ユーザーが使うサイトの実績があるか。受賞歴(海外のWebアワード)があればなお良い。
  • 英語は誰が書き、誰が検証するか: 社内のネイティブか、外部委託か。「翻訳会社に外注します」だけだと、デザインと文章が噛み合わない。
  • ネイティブ/外国人メンバーが在籍するか: 「海外側の視点」をチーム内に持っているか。これは外注では代替しにくい。
  • 多言語SEOを内製できるか、外注か: hreflang・言語別キーワード設計を自社で担保できるか。
  • 海外で評価された実績があるか: 海外のクライアントやアワードでの評価は、海外市場で通用するデザインの客観的な証拠になる。

国内のデータでも、制作会社選びでは「単純な翻訳ではなく現地の習慣を理解した言葉選びができるか」「外国語コンテンツ作成のノウハウがあるか」の2点が実力を見極める基準とされています。この観点で言えば、たとえば Utsubo は外国人が代表・チームを務める大阪のクリエイティブスタジオで、海外向けサイトを「海外側の視点」で設計・検証できる体制を持っています(詳しくは次章)。これはまさに、上の問いに「はい」と答えられる発注先の一例です。


9. 発注から公開までの進め方とタイムライン

「制作期間」を聞くと、多くの制作会社は「着手してから◯ヶ月」と答えます。しかし発注者の実感としての所要期間は、RFP作成・相見積もり・契約という着手前の工程 を含みます。ここを見落とすと、スケジュールが2ヶ月ずれます。下表は、発注者側の作業を含めた全体のタイムラインです。

フェーズ期間目安発注者側の作業遅延の典型要因
RFP作成1〜2週間目的・対象市場・受け入れ基準の確定社内で目的・予算が固まらない
相見積もり2〜3週間3社程度に依頼、質問対応各社への情報提供が揃わない
評価・選定1週間見積もりの正規化、比較、社内承認金額だけで比較してしまい再検討
契約1〜2週間著作権・検収・支払い条件の確定契約・IPの取り決めで往復が発生
キックオフ要件・素材の引き渡し素材(ロゴ・原稿)の準備遅れ
制作2〜6ヶ月中間レビュー、英語コピーの承認英語コピーの社内承認が滞る
検収1〜2週間ネイティブレビューを含む受け入れ確認検収基準が曖昧で差し戻し
公開公開判断、計測体制の確認hreflang・表示速度の最終確認漏れ

着手前(RFP〜契約)だけで 4〜8週間 かかるのが現実です。公開後の運用ロードマップ(月次レビュー、コンテンツ更新、SEO改善)については、外国人に選ばれるWebサイトの作り方のロードマップを参照してください。


10. Utsuboについて

Utsubo は大阪を拠点とする、外国人が設立・運営するクリエイティブスタジオです。フランス出身の代表のもと、日本語・英語・フランス語の3言語で自社サイトを運営し、複数の米国スタートアップのWebサイト・フロントエンド・ブランディングを手がけています(クライアント名はNDAにより非公開)。

私たちの強みは、海外向けサイトを 「海外側の視点」 で設計・検証できることです。これは日本市場を前提とする制作会社が、外注では再現しにくい部分です。実績としては、FWA 12回、Awwwards 7回の受賞があり、直近では大阪の企業「Ivress」のサイトで FWA Site of the Month(2026年5月) を、米国のAIスタートアップ「Vectr」のサイトでも FWA の評価を獲得しています。米国市場向けのサイトを、実際に米国のユーザーに届く形で制作してきた実績です。

Three.js / WebGLを活用したクリエイティブWebサイトやインタラクティブインスタレーションの制作と合わせて、日本企業の海外向けデジタルプレゼンス構築をパートナーとして支援しています。


11. ご相談ください

海外向けサイト制作の発注先を検討中ですか?私たちは、米国・欧州市場に向けた日本企業のWebサイト制作を、海外側の視点からパートナーとして支援しています。

プロジェクトについてお話ししましょう:

  • 何を構築したいか、対象市場とどのような制約があるか
  • 予算・期間に合わせた最適なスコープのご提案
  • 私たちが適切なパートナーかどうかの確認

プロジェクトについて相談する

メールをご希望ですか? contact@utsubo.co


海外向けサイト発注チェックリスト

発注準備

  • 目的(リード獲得/ブランディング/EC)を確定した
  • 対象市場(米国/欧州/両方)を決めた
  • 社内の英語検証体制の有無を確認した
  • 既存サイトを活用するか新規構築かを決めた
  • RFPに「受け入れ基準」を盛り込んだ

見積・選定

  • 3社程度から相見積もりを取った
  • 各社の見積もりを同じ列で正規化して比較した
  • 翻訳・多言語保守・海外インフラの隠れコストを確認した
  • 海外向けの実績と英語品質の検証体制を確認した

契約

  • 翻訳・コピー・デザイン・コードの著作権帰属を決めた
  • 検収条件(ネイティブレビュー合格)を明記した
  • 海外ドメイン・サーバー・CMSアカウントの所有権を確認した
  • 支払い条件(着手金・マイルストーン・検収後)を取り決めた

公開前

  • hreflang・URL設計の受け入れ確認をした
  • 北米・欧州からの表示速度を確認した
  • 英語ネイティブによる多言語検収を行った

FAQ

海外向けサイト制作の費用は、国内向けサイトと比べてどのくらい高くなりますか?

一般的に、多言語・海外向けサイトは同等の国内向けサイトの1.5〜3倍が目安です。言語切り替え機能の実装、トランスクリエーション(英語コピー)、ネイティブ検証、hreflang設計、海外CDNなどが上乗せされるためです。海外向けの場合、最低でも200万円以上、フルスコープでは500万〜2,000万円前後を見込んでください。

制作会社・フリーランス・海外エージェンシーのどこに発注するのが良いですか?

「海外市場の視点」と「英語コピーの検証力」を両立できるかで選びます。国内制作会社は協業しやすい反面、英語品質を外注に頼ることが多い。海外エージェンシーはネイティブ品質ですが、時差・契約・支払いが複雑。実務上は、外国人メンバーが在籍する国内スタジオが、協業コストとネイティブ品質のバランスで現実解になることが多いです。

海外向けサイト制作のRFP(提案依頼書)には、国内案件と何を変えて書けばいいですか?

「受け入れ基準」を発注者側が明記する点が国内案件と異なります。具体的には、対応言語と将来の追加、hreflang・URL設計の責任範囲、多言語CMSの更新運用、海外(北米・欧州)からの表示速度基準、英語コピーの作成主体と検収方法(ネイティブレビューの有無)です。これらを書かないと、納品後の追加費用や品質トラブルにつながります。

相見積もりを取るとき、何社くらいに依頼すべきですか?金額以外でどこを比較すべきですか?

3社程度が適切です。多すぎると比較・対応の負担が増えます。金額以外では、英語コピーが含まれるか、多言語保守が含まれるか、海外インフラ(CDN)が含まれるか、追加言語の単価が明示されているかを揃えて比較します。これらの「含む/含まない」で総額は2倍近く変わります。

「海外向けサイトが作れます」という制作会社が、本当に作れるかをどう見極めればいいですか?

英語を誰が書き、誰が検証するかを直接聞くのが最も確実です。社内にネイティブ/外国人メンバーがいるか、海外ユーザーが実際に使うサイトの実績(できれば海外アワードの受賞歴)があるか、多言語SEOを内製できるかを確認します。「翻訳は外注します」だけの回答は、デザインと英語が噛み合わないリスクのサインです。

翻訳・英語コピーの著作権や、海外ドメイン・サーバーの所有権は、契約でどう決めておくべきですか?

納品後に著作権(翻訳・コピー・デザイン・コードすべて)が発注者に帰属するよう、契約に明記します。海外ドメイン・サーバー・CMSアカウント・CDN設定は発注者名義にするか、移管手順を契約に含めます。制作会社名義のままだと、将来別の会社に乗り換える際に資産を引き継げません。

支払い条件(着手金・検収のタイミング)はどう設定するのが一般的ですか?

着手金30〜50%、検収後に残額という構成が一般的です。大規模案件では中間(マイルストーン)支払いを挟みます。重要なのは、検収の合格基準(特に英語ネイティブのレビュー合格を含むか)を支払い条件と紐づけて明記することです。海外エージェンシーに発注する場合は、通貨・為替負担・準拠法も合わせて決めます。

英語コピーは制作会社に任せられますか、それとも別の翻訳会社に発注すべきですか?

制作会社にネイティブの作成・検証体制があれば、デザインと文章が一体で設計でき、任せるのが理想です。体制がない場合は翻訳会社への別途発注になりますが、その場合はデザインと文章の整合をどう担保するかを発注時に決めておく必要があります。いずれにせよ「翻訳」ではなく市場に合わせた「トランスクリエーション(書き起こし)」ができるかが鍵です。

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