外国人に届かない日本企業のデジタルコミュニケーション — よくある7つの失敗と改善策

ルカム・ジョスラン

ルカム・ジョスラン

代表取締役、Utsubo株式会社

2026年3月13日·20分で読めます
外国人に届かない日本企業のデジタルコミュニケーション — よくある7つの失敗と改善策

Table of Contents

2024年の訪日外国人旅行者数は過去最高の3,690万人を突破し、消費額は8.1兆円を超えました。インバウンド観光だけでなく、スタートアップの海外展開、外資系企業との取引、越境ECなど、日本企業が外国人と接点を持つ機会はかつてないほど増えています。

しかし、多くの日本企業のデジタルプレゼンスは、外国人にとって「見えない」状態のままです。言語の壁だけが原因ではありません。コミュニケーションのアプローチそのもの に問題があるケースがほとんどです。

Utsubo は大阪を拠点とする 外国人が代表を務めるクリエイティブスタジオ です。日本に住み、日本のクライアントと仕事をしながら、外国人の視点で日本企業のデジタル発信を日々見ています。この記事では、私たちが現場で繰り返し目にする「外国人に届かない」7つの典型的な失敗と、その改善策をお伝えします。

Who this is for: 外国人顧客の獲得、インバウンド対応の強化、または海外市場への発信を検討している企業の経営者・マーケティング担当者


なぜ今、外国人への発信が日本企業にとって重要なのか

「うちは国内向けだから」と思っていませんか? しかし、外国人市場は多くの日本企業にとって、すでに無視できない規模に成長しています。

インバウンド観光:過去最高の消費額

2024年の訪日外国人旅行者は 3,690万人、消費額は 8.1兆円 を超えました。観光庁の推計では、2030年には訪日客6,000万人・消費額15兆円が目標とされています。飲食・宿泊・小売はもちろん、交通・体験・コンテンツ分野にもインバウンド需要は広がっています。

在日外国人の増加

日本に住む外国人は 340万人以上(2024年末時点)で過去最多を更新し続けています。この層は一時的な観光客ではなく、日常的にサービスを利用する リピート顧客 になりえます。不動産、医療、教育、金融、日常サービスなど、あらゆる業種にとって重要なセグメントです。

海外市場への展開

円安の影響もあり、日本製品・日本発サービスの海外競争力は高まっています。越境EC市場は拡大を続けており、SaaS・クリエイティブ・製造業など、デジタルを通じた海外展開のハードルは年々下がっています。

国際的な人材獲得

外国人エンジニア・デザイナー・経営幹部の採用を検討する日本企業も増えています。採用ページやコーポレートサイトが日本語しかない企業は、優秀な海外人材の候補リストに入ることすらできません。

市場セグメント規模・トレンド対応の緊急度
インバウンド観光客3,690万人、消費額8.1兆円(2024年)★★★★★
在日外国人340万人以上、過去最多★★★★☆
越境EC・海外展開円安で日本製品の競争力向上★★★★☆
海外人材採用IT・クリエイティブ分野で需要拡大★★★☆☆

つまり、外国人へのデジタルコミュニケーションは「あったら嬉しい」ではなく、ビジネス成長のための必須投資 です。では、多くの日本企業はどこで躓いているのでしょうか?


Key Takeaways

  • 翻訳しただけでは伝わらない — ローカライゼーションとトランスクリエーションが必要
  • 日本のWeb設計の常識(情報密度・レイアウト)は外国人ユーザーにとって障壁になる
  • LINE だけでは海外の顧客にリーチできない — プラットフォーム戦略の見直しが必須
  • 英語コンテンツを「おまけ」にしている企業は、外国人から信頼されない
  • ビジュアル・問い合わせ導線・SEO の3つも、国際対応が欠かせない
  • 5分でできる「外国人UXテスト」から始めるのが最も効果的
  • 自社だけで解決しようとせず、バイリンガルチームとの協業が近道

1. 「翻訳すれば伝わる」と思っている

最も多い失敗は、日本語コンテンツを機械翻訳や直訳で英語にして「対応完了」とするパターンです。

なぜ翻訳だけでは不十分なのか

日本語と英語では、情報の構造そのものが違います。

日本語の特徴英語での期待
結論を最後に述べる結論を最初に述べる
婉曲的・丁寧な表現直接的・明確な表現
文脈に依存(ハイコンテクスト)明示的に説明(ローコンテクスト)
敬語で関係性を示す内容の明確さで信頼を得る

たとえば、「ご検討のほどよろしくお願いいたします」を "Please consider it" と訳しても、英語話者には何をどう検討すればいいのか伝わりません。

翻訳・ローカライゼーション・トランスクリエーションの違い

  • 翻訳(Translation): 言葉を置き換える。意味は通じるが、文化的ニュアンスは失われる
  • ローカライゼーション(Localization): 言葉だけでなく、文化・慣習・UI に合わせて適応させる
  • トランスクリエーション(Transcreation): メッセージの意図や感情を保ったまま、ターゲット文化に合わせて再創造する

改善策: ネイティブスピーカーまたはバイリンガルのクリエイティブチームと協業する。少なくとも、Webサイトのトップページ、サービス説明、CTAは翻訳ではなくトランスクリエーションで対応する。


2. Webサイトが日本人向けの設計のまま

日本のWebデザインには独自の慣習があります。情報量が多く、テキストが密集し、バナーやリンクが画面を埋め尽くすレイアウトは、日本のユーザーにとっては安心感を与えますが、外国人ユーザーにとっては圧倒的です。

日本のWeb vs 海外ユーザーの期待

要素日本のWebでよくあるパターン海外ユーザーが期待するもの
情報量1ページに大量の情報を詰め込む情報を段階的に開示する
ビジュアル階層テキスト中心、小さな画像が多数大きなビジュアル、余白を活かす
ナビゲーションメガメニュー、多階層シンプルで直感的
フォント小さめ、装飾的大きめ、読みやすさ重視
CTA複数のCTAが並列1つの明確なアクション

実例:ECサイトの商品ページ

日本の大手ECサイトの商品ページには、商品説明・スペック・レビュー・関連商品・キャンペーン情報・ポイント還元率が一度に表示されることがあります。海外のユーザーはこれを「信頼できない」と感じる傾向があります — 情報過多は、逆に不信感を生むのです。

改善策: 外国人ユーザー向けのページは別設計にするか、国際的なUXガイドラインに沿ったレスポンシブデザインを採用する。外国人の視点でのUX監査を実施し、最低限トップページ・サービスページ・問い合わせページの3つを見直す。


3. SNSを日本のプラットフォームだけで運用している

LINEは日本国内で9,700万人のユーザーを抱える最強のプラットフォームですが、海外での認知度はほぼゼロです。LINEだけでSNSマーケティングを完結させている企業は、海外の見込み客に対して「存在しない」のと同じです。

プラットフォーム別の国際的なリーチ

プラットフォーム日本での重要度海外でのリーチ用途
LINE★★★★★★☆☆☆☆CRM、既存顧客
Instagram★★★★☆★★★★★ブランド認知、ビジュアル
LinkedIn★★☆☆☆★★★★★B2B、採用、専門家ネットワーク
TikTok★★★☆☆★★★★☆Z世代、エンタメ、発見
X(Twitter)★★★★☆★★★☆☆リアルタイム、ニュース
Google Maps★★★☆☆★★★★★観光客の店舗発見
TripAdvisor★★☆☆☆★★★★★観光客のレビュー

業種別の推奨プラットフォーム

  • 飲食・ホテル・観光業: Google Maps(英語対応)+ TripAdvisor + Instagram が最優先
  • B2B・スタートアップ: LinkedIn + X が必須。英語での定期的な発信が信頼構築に直結
  • 小売・ブランド: Instagram + TikTok でグローバルなブランドストーリーを発信
  • 不動産・サービス業: Google Maps + 自社サイトの多言語化が基本

改善策: 自社のターゲットとなる外国人セグメント(観光客?ビジネス?在日外国人?)を明確にし、そのセグメントが実際に使っているプラットフォームに英語アカウントを開設する。週1回の英語投稿から始める。


4. 英語コンテンツが「おまけ」扱い

「英語ページもあります」と言いつつ、実際にはトップページの簡易版だけ、情報は2年前のまま、日本語版の半分以下のボリューム — これは外国人にとって 「外国人は重要な顧客ではない」というメッセージ に他なりません。

よくある「おまけ英語」の特徴

  • トップページだけ英語で、下層ページは日本語のまま
  • 英語版のブログやニュースがない(または最終更新が1年以上前)
  • 日本語版にある詳細情報(料金・アクセス・予約方法)が英語版では省略されている
  • メニューやボタンの一部が日本語のまま残っている
  • 英語の文法・スペルミスが放置されている

なぜこれが致命的なのか

外国人ユーザーは、英語コンテンツの質と量で その企業の国際的な成熟度を判断 します。薄い英語ページは「この会社は外国人対応に真剣ではない」「コミュニケーションに問題が起きそう」というシグナルになり、問い合わせや購入をためらう原因になります。

改善策: 英語コンテンツをファーストクラスの製品として扱う。最低限、以下のページは日本語版と同等の情報量・更新頻度を維持する:

  1. トップページ
  2. サービス/商品ページ
  3. 会社概要(チーム紹介含む)
  4. 料金・アクセス情報
  5. 問い合わせページ

5. ビジュアルが文化的に閉じている

Webサイトやマーケティング素材に使われている写真やイラストが、日本人だけで構成されていませんか? これは意図せず 「外国人はここにいなくていい」 というメッセージを送っています。

ビジュアルコミュニケーションの国際化

  • 人物写真: 多様な人種・国籍の人物を含める。ストック素材でも、国際的なバリエーションを選ぶ
  • デザイン美学: 日本的なデザイン(和テイスト)は魅力的だが、それだけでは「自分たち向けではない」と感じる外国人もいる。和のテイストと国際的なデザイン言語のバランスを取る
  • アイコンとUI: 日本独自の記号(〒、☎ のフォーマットなど)は説明なしでは通じない
  • 色彩: 色の意味は文化によって異なる(例:中国では赤は吉祥、西洋では危険/情熱)

インバウンド観光業での具体例

ホテルのWebサイトで、客室写真に日本人の家族だけが写っている場合、外国人旅行者は「外国人ゲストに慣れていないのかもしれない」と不安を感じます。代わりに、外国人ゲストが楽しんでいる写真を1〜2枚加えるだけで、安心感が大きく変わります。

改善策: Webサイトのメインビジュアル・サービスページ・採用ページのビジュアルを見直し、外国人が「自分もここの顧客/パートナーになれる」と感じられるかチェックする。多様性のあるビジュアルを少なくとも30%含めることを目標にする。


6. 問い合わせ導線が日本人仕様

フォームに「ふりがな」の入力欄がある、電話番号が国内形式しか受け付けない、営業時間がJSTだけで記載されている — これらは些細なことに見えますが、外国人にとっては 「自分は想定されていない」 という明確なサインです。

外国人が躓くポイント

要素日本仕様国際対応
名前姓+名+ふりがなFirst Name + Last Name(ふりがな不要)
電話番号0X-XXXX-XXXX国番号対応(+81, +1, +44...)
住所〒 + 都道府県 + 市区町村自由入力またはCountry選択
営業時間「9:00〜18:00」「9:00–18:00 JST (UTC+9)」
予約方法電話のみ / FAXオンライン予約 / メール
決済銀行振込のみクレジットカード / PayPal
言語フォームが日本語のみ英語フォームを用意

FAXと電話だけの問い合わせ

信じがたいことですが、2026年の今でも問い合わせ方法がFAXと電話のみという日本企業は少なくありません。外国人がこれを見た瞬間、ブラウザのタブを閉じます。

改善策: 英語の問い合わせフォームを作成し、ふりがな欄を削除、電話番号は国番号対応にする。営業時間にはタイムゾーン(JST)を明記する。可能であれば、オンライン予約システムやチャット対応を導入する。


7. SEOが日本語キーワードだけ

Google で英語検索したとき、あなたの会社は見つかりますか? 多くの日本企業は日本語SEOしか対策しておらず、英語での検索に対して完全に不可視です。

英語SEOの基本対応

  • 英語ページの独立URL:/en/services/ のように、英語コンテンツに固有のURLを設ける
  • hreflang タグ: 日本語ページと英語ページの関係をGoogleに正しく伝える
  • 英語キーワードの調査: 外国人がどのようなキーワードで検索しているかリサーチする
  • 英語メタデータ: title タグ、meta description を英語で最適化する
  • 英語コンテンツの定期更新: ブログ記事やニュースを英語でも発信する

Google と Yahoo Japan の違い

日本国内ではYahoo Japan(Google のエンジンを使用)のシェアも大きいですが、外国人ユーザーは100% Googleを使います。英語SEOはGoogleのみに集中すれば十分です。

ローカルSEO(Google Maps)の重要性

飲食店・ホテル・小売店にとって、Google Maps の英語情報 は最も費用対効果の高い施策です。

  • Google ビジネスプロフィールの英語入力
  • 英語での口コミへの返信
  • 営業時間・メニュー・サービスの英語記載
  • 外国人向けの写真の追加

これだけで、「近くのレストラン」「hotel near me」といった現地検索で表示される確率が大幅に上がります。

改善策: まずは Google ビジネスプロフィールの英語対応から始める。次に、主要なサービスページの英語版を作成し、hreflang タグを設定する。英語ブログの定期発信は、リソースが確保できてから段階的に始める。


8. 今日から始める3ステップ監査

大規模な改修に踏み切る前に、まずは現状を把握することが重要です。以下の3ステップで、自社の「外国人対応度」を簡易チェックできます。

ステップ1:外国人に5分間使ってもらう

社内にいる外国人社員、取引先の外国人担当者、または身近な外国人の知人に、自社のWebサイトを5分間使ってもらいます。

聞くべき質問:

  • この会社が何をしている会社か、わかりましたか?
  • 問い合わせや購入をしたいと思いましたか?
  • 何か困ったことや違和感はありましたか?

この5分のテストで、多くの場合、本記事で挙げた7つの失敗のうち3〜4つが明らかになります。

ステップ2:Google Analytics で海外トラフィックを確認する

Google Analytics の「ユーザー属性 > 地域の詳細」で、海外からのアクセス状況を確認します。

  • どの国からアクセスがあるか?
  • 海外ユーザーの直帰率は国内ユーザーと比べてどうか?
  • 英語ページの滞在時間は?

海外からのアクセスが全体の5%未満で、直帰率が80%以上であれば、英語コンテンツに重大な問題がある可能性が高いです。

ステップ3:英語コンテンツの鮮度を監査する

英語ページの最終更新日をすべてリストアップし、以下をチェックします。

  • 6ヶ月以上更新されていないページはないか?
  • 日本語版と情報の整合性が取れているか?
  • リンク切れはないか?
私は日本企業の [業種] 部門で働いています。外国人顧客や海外市場への デジタルコミュニケーションを改善したいと考えています。

以下の情報をもとに、改善の優先順位と具体的なアクションプランを 作成してください。

現状:

  • 業種: [例: ホテル / SaaS / 小売 / 飲食]
  • 現在の外国人顧客比率: [例: 5%]
  • 英語Webサイトの有無: [あり / なし / 一部のみ]
  • 英語SNSアカウントの有無: [あり / なし]
  • 海外からの問い合わせ対応: [対応可 / 対応不可 / 一部対応可]
  • 目標: [例: インバウンド観光客の獲得 / 海外B2B取引の拡大]

以下の7つの領域について、現状を1〜5で自己評価してください:

  1. コンテンツのローカライゼーション品質: [1-5]
  2. WebサイトのUX(外国人目線): [1-5]
  3. SNSプラットフォーム戦略: [1-5]
  4. 英語コンテンツの充実度: [1-5]
  5. ビジュアルの国際性: [1-5]
  6. 問い合わせ導線の国際対応: [1-5]
  7. 英語SEO対策: [1-5]

改善の優先順位、各領域の具体的なアクション、 おおよそのスケジュール感を提案してください。


9. Utsubo について

Utsubo は、大阪を拠点とする インタラクティブ体験と Web に特化したクリエイティブスタジオ です。

  • 外国人が代表を務める日本法人 として、日本企業の「伝えたいこと」を外国人に「届く形」に変換するのが私たちの専門です
  • Web サイトの企画・デザイン・実装から、インタラクティブ・インスタレーション、コピーライティングまで、デジタルコミュニケーション全般を手がけています
  • 日本語・英語・フランス語のトリリンガル体制で、翻訳ではなく トランスクリエーション でコンテンツを制作します
  • 自社サイト utsubo.com は、X(旧Twitter)上で累計300万回以上のオーガニックインプレッションを獲得した実績があります

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10. ご相談ください

外国人に届くデジタル体験を構築中ですか? 私たちは Web サイト、インタラクティブ体験、コピーライティングを通じて、日本企業の国際コミュニケーションを支援しています。

パートナーシップをご検討中なら、プロジェクトについてお話しましょう:

  • 現在のデジタルプレゼンスの課題と改善の方向性
  • 外国人ターゲットに最適なアプローチ
  • 私たちが実行をお手伝いするのに適したパートナーかどうか

プロジェクトについて相談する

メールをご希望ですか? contact@utsubo.co


11. 外国人対応デジタルコミュニケーション・チェックリスト

コンテンツ

  • 主要ページの英語版がトランスクリエーション(翻訳ではなく再創造)で制作されている
  • 英語コンテンツが6ヶ月以内に更新されている
  • 日本語版と英語版の情報量が同等である

Web サイト UX

  • 外国人ユーザーによるUXテストを実施した
  • 英語ページの情報設計が国際基準に沿っている
  • モバイルでの英語表示に問題がない

SNS・プラットフォーム

  • ターゲット外国人セグメントが使うプラットフォームにアカウントがある
  • 英語での投稿を週1回以上行っている
  • Google Maps / Google ビジネスプロフィールが英語対応している

ビジュアル

  • Webサイトのビジュアルに多様性がある(外国人が含まれている)
  • デザインが国際的なUX基準を満たしている

問い合わせ導線

  • 英語の問い合わせフォームがある
  • ふりがな入力欄が英語フォームにない
  • 電話番号が国番号対応
  • 営業時間にタイムゾーン(JST)が記載されている
  • オンライン予約またはメールでの問い合わせが可能

SEO

  • 英語ページに固有のURLがある
  • hreflang タグが正しく設定されている
  • Google ビジネスプロフィールが英語入力されている
  • 英語の meta title / description が設定されている

よくある質問

Q. 翻訳とローカライゼーションの違いは何ですか? A. 翻訳は言葉を別の言語に置き換える作業です。ローカライゼーションはそれに加えて、文化的な慣習、通貨、日付形式、UI パターンなど、ターゲット市場に合わせた全体的な適応を行います。さらにトランスクリエーションは、メッセージの意図や感情を保ったまま、ターゲット文化に合わせてコンテンツを再創造する手法です。外国人に「伝わる」コミュニケーションには、少なくともローカライゼーション以上の対応が必要です。


Q. 英語サイトのSEO対策は何から始めるべきですか? A. 最も費用対効果が高いのは Google ビジネスプロフィールの英語対応です。次に、主要なサービスページの英語版を作成し、hreflang タグを設定します。英語ブログの定期発信は、社内リソースが確保できてから段階的に始めるのが現実的です。飲食・ホテル・小売業であれば、Google Maps の英語情報を充実させるだけで、インバウンド集客に大きな効果があります。


Q. インバウンド対策と海外展開の違いは何ですか? A. インバウンド対策は「日本に来る外国人」へのアプローチで、訪日観光客・在日外国人がターゲットです。海外展開は「海外にいる外国人」へのアプローチで、輸出・越境EC・海外拠点設立などが含まれます。デジタルコミュニケーションの改善は両方に共通しますが、インバウンドは Google Maps やローカルSEO が重要で、海外展開はグローバルSEOと英語コンテンツマーケティングが鍵になります。


Q. 外国人向けデジタル施策の費用感はどのくらいですか? A. 施策の範囲によって大きく異なります。Google ビジネスプロフィールの英語対応は社内で無料で可能です。主要ページの英語ローカライゼーションは50万〜200万円程度、Webサイト全体のバイリンガル対応リニューアルは300万〜1,500万円以上が目安です。まずは本記事の3ステップ監査で現状を把握し、優先順位の高い施策から段階的に投資するのが推奨です。


Q. 自社でできることと外注すべきことの見分け方は? A. Google ビジネスプロフィールの英語入力、SNSの英語投稿、英語フォームの設置は社内で対応可能です。一方、Webサイトの UX 設計、トランスクリエーション、SEO の技術的対応(hreflang、サイト構造)、ブランドビジュアルの国際化は、専門知識が必要なため外部パートナーとの協業をおすすめします。特にコピーライティングは、機械翻訳や社内の「英語ができる人」に任せるよりも、ネイティブのプロに依頼する方が費用対効果が高いケースがほとんどです。

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